治療が上手くいかない時の3つの理由

こんにちはResty代表の松野です。

僕は初めてのお客様のカウンセリングの際に『治療が上手くいかない時の3つの理由』をお話しする事があります。

今回は僕が考えるその3つの理由というのをお話ししていこうと思います。

治療が上手くいかない時の3つの理由

まずその大前提として、どんな理由であろうと『常にベクトルは自分に向ける事』

治療が上手くいったとしても、思うような効果が出なかった時も、『お客様の問題ではない。常に僕自身に問題がある』と考える事からスタートします。

その上で、治療で上手く結果が出ない時に3つの事を考えるようにしていますので、こんな事考えてるのねみたいな感じで受け取ってもらえたら嬉しいです。

それではいきましょう。

①診断を間違えている

例えば、インフルエンザの人に花粉症の薬を出したところでインフルエンザの症状がそれで改善することはきっとないでしょう。

それと同じで治療ってとても面白くて、数学的要素と言うか、パズルみたいなもので、痛みにはちゃんと原因があるんですよね。

原因不明とか言われる事も多いですが、ある程度ちゃんと理由があります。

※原因不明なのは本当に難病指定とかヘビーなやつです。

なので、ちゃんと紐解いていって分析していく事で痛みの原因の答えに辿り着く事ができます。

今の僕が本気で一回施術をして、もし治療効果があまり出ていないとしたら基本答えを間違えているか、次に挙げる②③が原因の可能性があるのでもう一度再度プランを立て直します。

何度も何度も効果の出ない同じ施術をしても答えを間違えている限り基本改善する事はありません。

②答えは合っているけど技術が足りない

きっとこれが痛みの原因の答えだろうというものはわかった。でもそこにしっかりとアプローチをする為の技術が足りない。

体って大事なものほど奥にあるわけです。

もし仮の皮膚の表面に心臓があったとしたら、ちょっとした転倒で死ぬかもしれませんよね。

なので、大事な神経だったり血管も奥にあったりします。

その筋肉や神経まできっちりアプローチする為には、やはり技術が必要になります。

痛みの原因はわかっているのに、どうしてもそこまで辿り着く事ができない。

これもまた痛みが取れない原因の大きな一つの要素となります。

知識のみではなく、技術のアップデートというのは必須になります。

③お客様が同じ方向を向けるように指導できているか

例えば、お客様の施術が1ヶ月に一回させて頂けるとしたら、残りの29日の23時間にその方がどのような生活をしているかによって結果は歴然に変わります。

というよりほぼこれが全てかもしれません。

元々痛みの出る動作をしているからこそ、痛みは出現しているので、その動作をどう気をつけるのか、日々どうやってその負担を軽減する事が出来るか。

お客様の日常生活にまで入り込んでどう指導出来るかがやはりとても重要になります。

体脂肪が増えた事で神経が圧迫されて痛みが出ているとしたら、やはり体脂肪を落としてもらうように指導したりもします。

では運動頻度はどうするか、食事はどうするべきか、睡眠の質など様々な視点からお客様が取り組めそうな範囲を見つけ出しながらお話をしていきます。

そのような形で今のそのクライアントの生活環境や状況を把握しながら、指導をさせて頂いております。

『あれ?ストレッチってどうやるんだっけ?』と質問を頂く事も予め想定しているので、その方に合うストレッチ動画なども配信させて頂いております。

何回も何回も向き合って、何故これが必要なのか、何故これをしなければいけないのか、

理由を明確にお伝えした上で同じ方向と熱量を持って頂けるように僕自身も努力して指導させて頂いております。

治療に魔法はない

いかがでしたでしょうか?

治療には決して魔法はありません。

もし魔法のようなものがあるなら全国民の腰痛はとっくに治っています。

僕は、全てが自分の責任と考える方が僕自身が成長できると考えております

治療効果が出るにも理由があり、出ないのにも必ず理由がある。

効果は狙って出すもの。その為に勉強を続けています。

ここがこの仕事の醍醐味だと思っています。

長くなりましたが、お付き合いありがとうございました。


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