『60代男性 足底の痺れのお客様の施術』

こんにちは!Resty代表の松野です。

前回のコラムはとて〜も長くなってしまったので、今回は手短に。(できるかな?笑)

さて、今回は数ヶ月前から足の裏の痺れのお悩みを抱えたお客様がお越しになられました。

すでに通われているお客様のご紹介でお越しになり、施術をさせて頂きました。

『足底の痺れのお客様』というご紹介のお話を頂いた段階で、まだご予約の日にちまで数週間お時間があったので、より確実な治療結果を出す為に自分では確実な判断が難しいという問題があるかないかをいくつか明確にする為に先に他のリスクを排除しておきたいと考えました。

当院で施術する前に確認しておきたかった2つの事

①椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の可能性があるかないかを明確にする為に医療機関への受診(レントゲンやMRIにて画像で確認)

②循環器系の問題がないかを循環器系の医療機関への受診(下肢静脈瘤の問題がないかなど明確にする為)


をもしお客様が可能なら先に受診してほしいと促しました。

幸い、ご紹介頂いたお客様は、僕の施術当日までに①②どちらも受診して頂く事ができ、検査結果に問題が無いとの事が明確になりました。

それがわかればあとは自分が頑張るのみ。

実際の施術の際にまずカウンセリングを行い、どのような痛みがどのようにすると出てきて、何をすると痛みが引くのか、今履いている靴の事、お仕事の状況などを細かく伺い、その後歩行分析に。

この時点で約70%ぐらい頭の中ではイメージ出来てきました。

その後施術を進めながら、そのイメージが本当に正解なのかをより確実なものにしていく。

施術の結果から言えば施術後は痺れは消失し、痛みも出なくなるところまでいくことが出来ました。

『結局どこが問題だったのか』

今回のお客様の原因は、『内くるぶしの下付近での癒着による神経の圧迫』でした。

図を見ながら簡単に説明していきます。

内くるぶしの下には、内側足底神経という神経や筋肉の腱や血管などが通っています。

またそれを抑えるように支帯(したい)と呼ばれるバンドのようなもので浮かないように筋や神経、血管を抑えています。

今回は長時間の歩行や靴との相性によりこの部分が擦れて炎症が起きて固まってしまっていた事で神経を圧迫して痺れが出ていたようです。

この部分に対してまず体外衝撃波にて固まった部分を散らしていき、その後ラジオ波で温熱を入れコラーゲン組織を温め、最後に手でくっついてしまっている組織に滑走性が出るようにリリースしていく。

こうして集中して約45分ほどひたすらこれを繰り返し初回のセッションは終了しました。

3週間後、2回目のセッション

そして3週間後に2回目のセッションを行いましたが、『お客様の痺れは消失し全く問題なく長時間歩行できている』との事で、僕も安心しました。

2回目のセッションは前回同様の施術を行い、無事2回目のセッションで卒業となりました。

この症状は暖かい季節から寒い季節になってくるタイミングで体内のコラーデン組織が硬くなってきやすい時期に出やすい傾向があるような気がします。

無事痛みや痺れが改善されてよかったです。

また症例報告等をこちらでアップしていこうと思います。

最後までお付き合いありがとうございました。

Resty代表 松野伸哉